イギリスで家を買う④ ソリシター編

家のオファーが通ったら、2つしなければならない事が有ります。

一つはモーゲージの申請。そしてもう一つがソリシターと契約する事。

ソリシターを日本語訳すると弁護士になるんだけど、法廷で加害者を弁護する弁護士ではなく、事務手続きをする弁護士というイメージ。

 

ソリシターの選び方:

ではソリシターをどう選ぶかですが、僕は下記のオプションをチェックして選びました。

1.不動産屋からの紹介。

不動産屋は基本的に馴染みのソリシター事務所が有ります。なので不動産屋に聞けば、おススメしてくれるはずです。

2.知り合いからの紹介。

知り合いで家を購入した人からの紹介や、知り合いの友人でソリシターをしている人を紹介してもらう。家を購入した人からは、そのソリシターが如何だったか参考に出来るし、友人の知り合いのソリシターは何も知らない人よりはマシだと思われる。

3.ネットで検索

ネットで簡単にソリシターは見つかります。”Solicitor””地域名”で出ますので、そこからレビューの良いのを見つけて連絡してみても良いと思います。

 

僕がソリシターを実際に決めて方法としては、まず不動産屋から紹介してもらったところに連絡して見積もりを出してもらいました。その後に、相場をネットで調べて、さらにネット検索で実際に何件か見積もりを出してもらいました。

難しいのは、値段で選ぶと安かろう悪かろうという不安が有り、かと言って値段が少し高くても安心という訳じゃないというところ。

僕の場合は、不動産屋から紹介して貰ったところは、ネット検索で見積もって貰ったところより£100-300くらい高かったのですが、そこに決めました。家から近かったのでいざとなれば事務所に行きやすいし、メールへの返信も早かったし、不動産屋もおススメするという事で決めました。(ただ他と比較してどうかという事が分からないので、正解だったのかが不明。)

 

ソリシターを決めたら、まず契約、ソリシターが売主のソリシターへ売買契約の草案をリクエスト、サーチ、モーゲージのオファー確認、売買契約書の締結、鍵の受け渡しという流れになります。

 

こう書くとそんなに難しい事じゃない気がしますが、割と大変です。契約は必要書類を準備すれば良いですが、親からの送金がある場合は親のお金は何処からきたものかを証明する書類とその翻訳が必要です。因みに私は下記の翻訳サイトで頼みましたが、迅速なサービス、良心的な値段でした。返信や仕事の速さが、今まで仕事していたバンクやソリシターと比べて速過ぎて感動してしました。

契約が終われば、ソリシターの仕事を待つ期間になりますので、その間にモーゲージの契約を進めたりしておきます。

その後、ソリシターがサーチを終えて大量の書類を送ってきます。家のエネルギー効率、家具は何が付いていて何は買い取り可能か、近辺の状況だったり、もし自分が死んだらこの家は誰が引き継ぐのかなど、様々な書類が送られてきます。

それを一通りサラッと読んだ後に、じっくり読み直し疑問が有ればソリシターに連絡し、納得すればいよいよ売買契約の締結に進みます。

 

売買契約の前に、もう一つ自分でやっておかないといけないのが、保険です。売買契約がされたその日から、家に関する保険は買う方が支払うケースが多いようです。なので保険に加入する必要が有ります。家の保険は、大きく分けて家オンリーと家財を含む二つから選びます。私が選んだ保険は下記です。

これはネットの比較サイトで値段と内容を比べて決めました。

 

さてサーチの内容を読んで検討事項を解決し保険を準備したら、もうあと一歩、売買契約書の締結です。

いわゆるExchange of contaract。これが締結するまでは、売る方も買う方も辞める事が出来ますが、この契約をすればデポジット(私の場合は10%)の支払いが有り簡単に破棄する事は出来ません。また破棄する事によるペナルティが発生します。

 

次回は、家を買う完結編になります。